平成15年12月2日
平成15年11月26日、(社)日本電機工業会(JEMA)より、「変圧器等への微量PCBの混入可能性に関する調査結果について」が公表されました。
弊社製品における微量PCB混入の可能性については以下の通りであり、引き続き本件に関する情報を速やかに提供してまいります。
1.弊社の製品について
- 1989年以前に製造された機器につきましては、弊社工場では「PCB絶縁油」を使用した機器の製造は行っておらず、JEMA大の調査に呼応して行なった116台のPCB検査ではPCBは検出されておりませんが、お客さまから1970年に弊社で製造した小形変圧器1台(納入後改造履歴有り)から微量のPCBが検出されたとのご報告がありました。1989年以前は、製品出荷時にPCB検査は実施していないことから、微量PCBの混入の可能性を否定できません。
- 1990年以降に製造された機器につきましては、絶縁油メーカーからPCB不含証明書を入手するとともに、製品でのサンプリング調査を実施し絶縁油の品質管理強化を図っており、これまでのPCB検査においても検出事例はありません。
従いまして、同年以降の弊社製品に関しましては、製品出荷時における微量PCBの混入はないものと判断いたしております。
2.お客さまへのお願い
弊社の製品をご利用いただいておりますお客さまにはお手数をおかけいたしますが、下記の事項に留意され、お取扱い頂きますようお願い申し上げます。
- 1989年以前に製造された機器を廃却される場合には、PCB分析を実施し絶縁油にPCBが混入していないことをご確認下さい。
万一、微量PCBの混入が確認された機器につきましては、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」、「廃棄物の処理および清掃に関する法律」、「電気事業法施行規則」「電気関係報告規則」等関連法規に基づいた取扱いを行って下さい。
- 1990年以降に製造された機器につきましては、製品出荷時点での微量PCB混入はないものと判断いたしておりますが、据付後にメンテナンス等で絶縁油を補充された場合には補充油の微量PCB混入の有無を合わせてご確認願います。
今後、メンテナンス等で機器に新たに補充する絶縁油につきましては、当該絶縁油メーカーから事前にPCB不含証明書を入手されますようお願いします。
弊社といたしましては、今後とも1990年以降より実施しております絶縁油の品質管理強化を継続し、微量PCB混入がないよう努めますとともに、(社)日本電機工業会と協力し、お客さまにおいて留意すべき事項につきまして情報を提供してまいりますので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
お問い合わせ窓口
四変テック株式会社
変圧器事業部 品質管理部 品質管理課
E-mail:inquiry@shihen.co.jp
電話:0877-33-2727
FAX:0877-56-6067
関連サイト
PCB使用機器関連情報については、下記のサイトもご利用下さい。
(社)日本電機工業会(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
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