3minutes3分でわかる四変テック
生活基盤を支える各種電気・電子・
機械製品を世に送り出す
創立以来、私たちは“創造”によって社会に奉仕することを目指して技術の研鑽に励み、時代のニーズに応じたさまざまな製品を世に送り出してきました。
HISTROY 四変テックの歴史
1946年に柱上変圧器の修理事業を開始して以来、変圧器で培った技術に新技術を融合させ、
制御機器、電子機器、精密金型、電気給湯機といった新たな事業領域の開拓を進めています。
1946年
創業
四変テックの誕生

第二次世界大戦の終戦から一年が経った1946年8月、戦争によって焼損した変圧器を修理し、新たに製造するため、四国配電株式会社(現:四国電力株式会社)と大阪変圧器株式会社(現:株式会社ダイヘン)の合弁により、現在も本社を構える香川県多度津町に四国変圧器株式会社が設立されました。

12月3日、修理を終えた5台の柱上変圧器を初めて出荷しました。柱上変圧器とは、電柱の上で見かける円筒のバケツのような形をしたもので、高圧電線の高い電圧を家庭などで使いやすい電圧に調整する役目を担っています。

1947年
約2,500台にも及んだ修理がほぼ完了したあと、商工省(現:経済産業省)の認可を得て新品の柱上変圧器の製造を開始。オリジナル製品第一号の出荷が始まりました。

変圧器・リアクトル事業のはじまり
- 1961年 3月 乾式変圧器への参入
- 船の中で使用される乾式変圧器の製造を開始。乾式変圧器には、軽くて故障が少ないという特長があります。
配電盤・制御盤事業のはじまり
- 1961年 10月 配電盤への参入
- 変圧器によって使いやすい電圧に整えられた電気を、施設や工場の各所に配る設備「配電盤」の製造を開始しました。
スイッチング電源のはじまり
- 1963年 蛍光灯用安定器への参入
- 乾式変圧器の技術をもとに開発を重ね、蛍光灯の放電で流れる電流を安定させる装置「蛍光灯用安定器」の販売を開始しました。
- 1974年 産業用電源への参入
- 変圧器メーカーとして培ってきた電源トランスの技術と、新たに取得した半導体回路技術を融合させ、産業用電源の製造を開始しました。
- 1987年 蛍光灯用電子式安定器の販売開始
- 産業用電源の製造で培ったインバーター技術を応用して「電子式安定器」の開発に成功。照明器具メーカーへの納入を開始しました。
- 2008年 LED照明用電源への参入
- 電球・蛍光灯に代わる主力照明として爆発的に普及したLED照明。四変テックでも産業用電源や電子式安定器の技術を用いてLED照明用電源を開発し、照明器具メーカーへの納入を開始しました。
金型・自動機・プレス加工のはじまり
- 1972年 精密金型への参入
- 蛍光灯用安定器に使用する金属ケースを製造するための工場を設立。そこで使用する金型の製造ラインも自社で作ることとなり、ノウハウを習得していきました。その技術を用いて、19精密金型の製造請負いを開始しました。
電気給湯機のはじまり
- 1966年 電気給湯機への参入
- 夜間の余った電力を有効活用しようと、四国電力と共同開発していた「電気温水器」の開発に成功。販売を開始しました。
1988年
基幹事業である変圧器以外の伸びが著しいことから、新しい時代にふさわしい社名に変更することに。四国電力グループをはじめとする同業他社から親しまれていた略称「四変さん」と、技術力で成り立つ当社を表す「テクニカル」を組み合わせ「四変テック」の社名が誕生しました。
四変テックのいま
「四国に求められる電気機器メーカー」
として存在
技術検討を重ね、日々改良・改善
設備事故時の迅速復旧を目的とした移動用変圧器の軽量・コンパクト化の実現や、送配電用変圧器の低騒音・高効率化、全世界安全規格対応の情報処理機器用電源の設計、照明機器用電源の高効率・待機時省エネルギー対応などを進めてきました。お客様から要求された仕様に応えるため、部分的試作や実験を繰り返し、新規材料の採用も進めながら多面的によりよいモノづくりを追求しています。ニーズに製品力で応えたい、お客様に喜んでいただける、皆のためになる製品を世に送り出したいという想いで、技術研鑽に努めています。
FUTURE
四変テックが
目指す未来
世界が掲げる「温室効果ガスの排出削減」という目標を達成するため、変圧器も省エネ化が求められています。そこで四変テックでは、
- お客様のご要望に合わせて変圧器をオーダーメイドできるという強みは残したまま、CO2排出量を低減できる「トップランナー変圧器」の製造を行うこと
- 変圧器に使う「絶縁油」を化石由来のものではなく生分解性に優れた「なたね油」ベースのものに変え、万が一、変圧器が故障して油が漏れたとしても環境破壊にならないようにすること
- ソーラー発電、風力発電、水力発電など、再生可能エネルギーを生み出す場所の仕様に合わせた変圧器を新たに開発すること
